胃もたれに悩む人必見!意外に知られていない逆流性食道炎の効果的な対処法とは?

「生活が乱れていて胸やけや胃もたれの症状がなかなかとれない」 「市販薬を試してみるけど、なかなか治らない」 あなたはこんなお悩みはないでしょうか。 こういった症状を引き起こす病気、逆流性食道炎は、実は日本人の5人に1人が経験していると言われていて、非常に多くの方が悩んでいます。 食後のもたれ感、胃の重苦しさ、時にはムカムカ感まで...。それだけでも辛いのに、胃もたれは食欲不振や消化不良にもつながりかねません。 しかし、正しい胃もたれの解消法は意外にあまり知られていないんですよね。 今回は、そんな胃もたれに効果的な薬について、詳しく解説していきます。

「逆流性食道炎」について

・日々のストレス
・たばこ
・お酒
・肥満
・刺激の強い食べ物
などの原因により、本来は胃の中にとどまっているべき胃酸が食道まで上がってきてしまう、というものです。

胃カメラで食道を見てみると、食道がただれていることもあるんですね。
当然胃酸は刺激が強いので、食道がダメージを受け
・げっぷ
・胸やけ
・胃もたれ
・咳
といった症状が出現。ひどい場合は粘膜の部分がただれてしまうこともあります。
では、逆流性食道炎に対しては、具体的にどんな対策をとるべきなのでしょうか?

逆流性食道炎を改善する方法

今回紹介する逆流性食道炎の改善方法は4つです。

①「胃酸」の分泌を抑える薬
まず一番はじめにやるべきことは、原因となっている「胃酸」の分泌を抑えることです。
胃酸は
・ガストリン
・ヒスタミン
・アセチルコリン
といったホルモンによって分泌が増えます。

この3つのホルモンが「プロトンポンプ」と呼ばれる胃酸の蛇口と呼ばれている場所を回すことで、しっかりとした量の胃酸が出るため、この蛇口を締めてあげる薬、通称PPI「プロトンポンプ阻害薬」をまず使うのがおススメです。

具体的には、
・タケキャブ
・タケプロン
・ネキシウム
といった薬があります。

使い分けとしては、
症状をすぐ治したい方に対しては「タケキャブ」がおすすめです。
タケキャブは飲み始めるとすぐに効いてくれて、いつでもやめられるため、まるで短期距離走の選手のような薬です。

長く症状に悩まれている方はネキシウムがおすすめです。
ネキシウムやタケプロンという薬は、使い始めてから効果が出るまで2-3日かかりますが、長く続けていけるマラソン選手のような薬です。

これらの薬の他にも、「H2ブロッカー」というヒスタミンの分泌を抑えてくれる薬も存在しており、
・ガスター
・ファモチジン
といった薬も、軽い症状であればこちらでもいいでしょう。

②胃の動きを良くする薬
最近注目を集めているのが「消化管運動機能改善薬」という薬。
この薬は、文字通り胃の動き自体を改善することで、食道への胃酸の逆流を防ぐ薬で、
具体的には、
・アコファイド
・モサプリド
といったものがあります。
PPI(プロトンポンプ阻害薬)など、胃酸の分泌を抑える薬だけで症状がおさまらない人は、この胃の運動を良くする薬を合わせて使うこともあります。

③粘膜を保護する薬
「粘膜保護薬」が効果的なこともあります。海藻の粘りの成分が主成分になっていて、ムコスタやレバミピドといった名前で聞いたことがあるかもしれません。
これらは、粘膜を保護し、胃酸から守る働きがあります。
食道はそもそも胃と違って粘膜が強くないので、薬で補強してあげるようなイメージです。

④漢方薬
さらに、こういった薬を使っても症状がおさまらない場合、漢方薬も有効な場合があります。
具体的には「六君子湯(りっくんしとう)」という名前のもの。
六君子湯は胃の症状に有効で、食欲を増加させる「グレリン」というホルモンの分泌を増やしてくれます。

このように、逆流性食道炎と一口に言っても、様々なアプローチがあるのをおわかりいただけましたでしょうか。
症状があるのに、まだ胃もたれや胸やけの治療を受けていない人、もしくは薬が切れてしまった人やなくなりそうな人も、お気軽にMY MEDICAのオンライン診療で空き時間でいいので、医師受診や相談をして下さい。
こんな薬を試してみたい、といった内容でもOKです。

ぜひ自分に合った方法を見つけて、胃のモヤモヤを解消し、快適に仕事と日常を送っていきましょう。

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