知らないと後悔する、糖尿病が引き起こす体の変化とは?受診をすべき数値とは?

「健康診断で血糖値が高いと言われたけど、受診すべきかわからない」 あなたはこんなお悩みはないでしょうか。そして、「血糖値が高いけど、何の症状もないから大丈夫でしょ」 なんて思っていませんか? 実はそれは大間違い。 糖尿病は知らないうちにあなたの体の中の臓器を傷つけ、神経を侵し、命に関わる病気の引き金をひく恐ろしい病気です。 体のダメージが溜まった頃に症状が出るので、必ず未然に対策をする必要があります。 では、糖尿病が引き起こす体の変化とは一体どんなものがあるのか? 意外に知らない人も多いので、一緒に見ていきましょう。

糖尿病が引き起こす体の変化とは?

まず「糖尿病」という名前から連想すると、おしっこの病気だと思うかもしれません。
確かに、糖尿病では尿の中の糖分が多くなり、頻尿や、おしっこの感染症になりやすくなることも。

しかし、実は本当に怖いのは「血管」のダメージなんですね。
「血液」の中に糖分が多くなると、糖分は内側からチクチク血管の壁を痛めつけ、血管がどんどんボロボロになっていってしまいます。
糖尿病とは「尿」というより「血管」の病気なんです。

そして、糖尿病ではまず、細い血管からダメージを受けていきます。
例えば目の血管がやられると、目に栄養が行き届かなくなり「糖尿病性網膜症(とうにょうびょうせいもうまくしょう)」という病気になってしまいます。
この病気が進行すると、失明の危険も出てきてしまいます。

腎臓の血管がやられると、腎臓の機能がどんどん落ちていき、「糖尿病性腎症(とうにょうびょうせいじんしょう)」という状態になってしまいます。
実は、人工透析の原因の第一位は糖尿病なんです。

そして心臓の血管がやられれば心筋梗塞、脳の血管がやられれば脳卒中のリスクも上がります。
まさに全身の血管を傷つけ、様々な場所で症状を引き起こす病気ですね。
また血管だけでなく、神経も傷つき、足の裏の感覚がなくなり、例えば畳のささくれが刺さっても気づかず、そこからばい菌が入って足を切断しなければならなくなるケースもあるんです。

受診をすべき数値とは?HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)とは?

そんな恐ろしい糖尿病。症状が出る前に気づくにはどうしたらいいかと言いますと、健康診断でこの項目をみて下さい。
それが「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」です。

よく血糖値という言葉を耳にすることがあると思います。
血糖値は、その血液検査を行った時点での血液中の糖分の量を表します。
つまり、お腹が空いている時なら下がるし、食事をした後は上がる、一日の中で変化がある項目なんですね。

一方、HbA1cは、過去1~2ヶ月の平均的な血糖値の状態を反映するんです。
平均値なので、ごまかしもききません。
血糖値を「点」とすれば、HbA1cは「線」なんです。
この数値をチェックすることで、自分が糖尿病の疑いがあるか確認することができます。

受診をすべき基準とは?

では、受診をすべき基準はどのくらいなのでしょうか?
これはズバリ、HbA1cが「6.5」以上なんですね。

というのも、糖尿病を診断する基準の項目の一つが、このHbA1c6.5以上だからです。
あなたの健康診断の結果はいかがでしょうか。
当てはまる人は、糖尿病かもしれないので、必ず受診をしましょう。
また、8とか9の人は、そこに30をプラスして、発熱の程度に置き換えて考えてみてください。
HbA1cが8なら38度、9なら39度くらいのレベルに当てはまりますので、より緊急度が高まります。

糖尿病は本当に怖い病気なので、大事なあなたと、あなたの大切な人を守るためにも、まだ治療を受けていない人、もしくは薬が切れてしまった人やなくなりそうな人も、お気軽にMY MEDICAのオンライン診療で空いている時間に受診や相談をして下さい。
健康診断のコレステロールの数値をオール「A」にして、いつまでも元気な体で仕事も趣味も楽しんでいきましょう。

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