頭痛に悩む人必見!自分に合った頭痛薬の選び方と効果的な対処法
「定期的に頭が痛くなり仕事に集中できない」「市販薬ではなかなか痛みがおさまらない」 こんなお悩みはないでしょうか。 実は、日本人の約3割が頭痛に悩んでいると言われています。 そのうち、6割以上の人が市販の頭痛薬を使用しているそうです。 しかし、自信を持って本当に自分に合った頭痛薬を選べていると言えるでしょうか? 今回は、そんな頭痛に効果的な薬について、詳しく解説していきます。
頭痛の種類によって薬が変わる。あなたの頭痛は?
「頭痛」と一口に言いますが、頭痛にはいくつかのタイプがあります。具体的には
・緊張型頭痛
・片頭痛
・群発頭痛
といった種類があります。
それぞれ原因が異なるため、適した薬も変わってくるので、まずはこの事実を押さえておいてください!
緊張型頭痛の治し方とは?
具体的な対処法について説明します。
この中で最も頭痛のタイプで多いのが、緊張型頭痛という種類で、全体の22%程度を占めています。
原因としては、ストレスや、肩こりが原因で、頭全体が締め付けられるような痛みがでます。
筋肉の緊張が原因なので、「筋緊張型頭痛」と呼ぶこともあります。
普段の生活で言えば、マッサージなどで筋肉のコリをほぐしたり、姿勢を良くすることが有効で、一般的な鎮痛剤であるロキソニン、カロナールを使用することが多いです。
もし鎮痛剤でコントロールできない場合は、筋肉をゆるめる薬である「筋弛緩薬」という薬もあります。具体的には、テルネリンといった薬で筋肉をゆるめることができるので、非常によく効く場合もあります。
片頭痛の治し方とは?
次によくあるのが片頭痛で、全体の8%くらいを占めています。
片頭痛というのは日常的によく使う言葉ですし、今紹介した緊張型頭痛のことを片頭痛と思っている人も多いと思います。
実は医学的には全く違う頭痛。だからこそ対策も変わってくるんです。
片頭痛では、数時間から3日くらい痛みが続き、吐き気が出ることもあります。
その名の通り、片方に起きることがやや多いものの、両側が痛くなることも珍しくありません。
光や音、チーズやワインなど特定の食べ物やお風呂で痛みが強くなることがあるのも特徴です。
また「閃輝暗点」と呼ばれる、目の前にチカチカした前兆が頭痛が出る前に出現することもあります。
片頭痛の原因は、現代の医学ではまだはっきりとは解明されていないのですが、神経が脳の血管を広げることが原因ではないかと言われていて、血管を収縮させる「トリプタン」と呼ばれる種類の薬を使うことで痛みを和らげます。
具体的には、
・マクサルト
・ゾーミッグ
・イミグラン
といった薬を使用します。鼻からさす点鼻薬タイプも存在します。
血管を収縮させるので一部の持病で使えない方もいますが、片頭痛に苦しんでいる人にとってはとても良い薬と言えるでしょう。
また、片頭痛の頻度が多い方に対しては
・ミグシス
・バルプロ酸
と呼ばれる予防薬や
・五苓散(ごれいさん)
・苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)
と呼ばれる漢方薬も頼りになり、頭痛の回数が多い方はこちらもおススメです。
緊張型頭痛も、片頭痛も、本当に日常生活に支障をきたしやすいので、くれぐれも我慢はしないようにして下さい。意外に知られていないのですが、このようにそれぞれの症状に合わせた、痛みを抑える薬や予防の薬が存在します。
まだ治療を受けていない人、もしくは薬が切れてしまった人やなくなりそうな人も、お気軽にMY MEDICAのオンライン診療で空き時間でいいので、医師受診や相談をして下さい。
「こんな薬を試してみたい」といった内容でもOKです。
ぜひ自分に合った方法を見つけて、すっきりとした頭と体で、快適に仕事と日常を送っていきましょう。
