知らないと後悔する、尿酸値が高い人の共通点とは?

「痛風はビールを飲まなければならない」

こんな考えを持っている人は今すぐ改めて下さい!

痛風はビールを飲まなくてもなります。
そして痛風になる人は、必ず尿酸値が高いのです。

痛風では主に足の親指のつけねが激烈に腫れる症状を引き起こし、大人が痛みで動けない、歩けないといった怖い症状が出ます。
恐ろしい痛みを未然に防ぐために必要不可欠なのが、尿酸値のコントロール!
今回は尿酸値が高い人の共通点と、その対応方法について学んでいきましょう。

尿酸値が高い人の共通点とは?どんな行動が原因?

なぜ痛風になってしまうのか。
尿酸値が高い人の共通点についてみていきましょう。

痛風になりやすい人のチェックリストです。
・喫煙者
・肥満
・運動不足
・食生活の乱れ(野菜の摂取不足、プリン体の高い食べ物の頻度が多いなど)
・アルコールを飲む量が多い(飲み会は週3以上など)

あなたは何個当てはまりましたか?
2個以上当てはまった人は必ず直近の健康診断の結果を確認してみましょう。

尿酸値の数値は高くないでしょうか。
この中で、落とし穴になるのが「アルコール」です。

よく焼酎や日本酒、ワインなら尿酸値に関係ないと思って、ビール以外のお酒だと油断してしまう人もいます。
しかし実はアルコール全般が、
・体の中で尿酸が作られるスピードを上げる
・腎臓から尿酸が排出されにくくする
といった恐ろしい特徴があります。

そして尿酸値の話をする時に、必ず無視できない存在があります。
それが「プリン体」
プリン体というのは遺伝子の構成成分のことで、分解されると尿酸になります。
そのため、プリン体が増えれば増えるほど、作られる尿酸の量も増えてしまいます。
プリン体はたくさんの細胞が詰まった食事に多く、例えば
・レバー
・魚の干物
・赤身肉(牛肉・豚肉)
といった食事に多いです。

そのため、お酒を飲みながら、プリン体の多いレバーや魚の干物を食べてしまうと尿酸値を上げてしまいます。

実は「遺伝」が関係することも

意外に知られていませんが、尿酸値の高さは遺伝することがあります。
暴飲暴食というのも一つの原因なんですが、実は飲み食いで摂取するプリン体は全体の2割程度。
プリン体はなんと8割程度は体内で作られています。

そして人によっては遺伝の影響で尿酸を多く作ってしまう人や、上手く排出できない人もいますから、前半のチェックリストに心当たりがないのに尿酸値が高い人もいます。
そのため、必ずしも日々の生活だけが原因という訳ではありません。
なかなか数値が下がらない人は薬を使って下げて、しっかりと痛風予防をしておくのが良いでしょう。

要注意な尿酸の数値は?

受診した方がいい数値としては、尿酸値が「8」以上です。
痛風が起きた人は再発するおそれもあるので特に要注意。
特に尿酸値が9以上の人は5年間以内に痛風が起こる確率が20%、10以上の人はなんと30%という怖いデータもあります。

痛風が起きる前に尿酸値の数値が高い人は、受診して数値のコントロールにつとめましょう。
まだ治療を受けていない人、薬が切れてしまった人やなくなりそうな人も、お気軽にMY MEDICAでオンライン受診してください。

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